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help リーダーに追加 RSS 60歳からの出発・百名山挑戦

<<   作成日時 : 2008/09/17 23:15   >>

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定年を迎え、当初このまま老いてゆくのか少し不安になりました。そこで今まで技術関係の仕事を40年続けてきましたが、180度方向を転換し、園芸学校(農大成人学校)に入り、松戸に約20坪の農地を借り家庭農園を始めました。今日はナス、ピーマン、落花生、オクラと我が家では食べきれないほど採れました。

一方深田久弥の百名山挑戦と言うよりは、一応100山登るという目標を持って夫婦で時間をかけてゆっくり登っております。百名山は山道、山小屋などが整備されてきて山登りの準備をしてゆっくり登れば中高年でも登れるようになり中高年の静かなブームになっているようです。
山も月に2回程度登ると翌日足などの痛みはほとんどなくなりました。
登りながら高山植物の観賞や山で撮影した写真を友人にインターネット(ブログ等)で送り楽しんでおります。また行った先では居酒屋などに入り、その土地の料理や時間のある場合は近辺の名所旧跡を周ることもあります。今春、福井の荒島岳を登った際に、近くの永平寺や一乗谷の朝倉の屋敷跡に寄ると、屋敷や町並みが復元されているものの、今でも発掘が行われており歴史の深さを感じました。
我々の若い頃は登山ブームで、若い人が多く登ったのですが、ブームの去った今では中高年(50〜70歳)が多く、女性が目立ちます。

私の登る時期は積雪を避け主に5月〜10月で、60歳から毎年おおよそ20山、60歳前の数山を加えると現在73山登りました。今まで関東、東北、近畿、四国の山はほとんど登り、九州は6山中3山登り、主に残っているのは北海道や北・南アルプスの奥深い所などです。今年登った山は、富士山、南アルプスの甲斐駒ヶ岳、千丈岳、聖岳、赤石岳、悪沢岳、鳳凰三山、越後三山の平ケ岳、越後駒ヶ岳、巻機山、福井の荒島岳、鳥取の大山、九州の九重山、霧島岳(韓国岳)の14山です。

百名山目指す途中で出会った美しい花、動物、景色や様子について概略ご紹介いたします。

高山の花や植物
高山の花は、群生して咲いている花が多く、色も白、黄色、ピンク、赤、紫など多彩です。普段見たこともない黒ユリ、コマクサ、ヒメサユリ、ヤナギラン、チングルマなどの花が多く群生し、また強風にさらされながらも岩に張り付いて咲くチシマキキョウ、タカネビランジ、ツメクサ、岩陰にひっそり咲いて「大の字」形をした花のダイモンジソウ、雪渓に沿って咲くハクサンコザクラ、チングルマなど見ると疲れも吹き飛び感動します。

                           コマクサ(白根山)
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・春
 百名山のうち2000m以下の山には残雪がほとんど無くなるので、この時季から登り始めています。山にはピンクのショウジョバカマ、イワカガミ、イワウチワ、白いミツバオウレン、各種のスミレなどが咲き始めて、日も伸びてきます。またブナなど若葉の新緑に心が洗われます。
                               イワウチワ
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・夏
このころは一番多くの花が咲き、山野草の女王と言われているピンクのコマクサやハクサンコザクラ、白いチングルマ、ウスユキソウ、紫のシラネアオイ、キキョウ、リンドウ、茶黒い黒ユリなど普段見られないかわいい花が競い合うように咲きます。夏の終わりになると花はめっきり減り、紫系の花が多くマツムシソウ、トリカブト、レンゲショウマが咲き、日暮れも早まってきます。
                              黒ユリ(南アルプス)
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・秋
実のなる季節で、秋の初めはナナカマド、オオカメの木、コケモモなどたくさんの赤い実やマイズルソウの紫の実も熟し輝きも増し、秋の訪れを感じます。秋が深まると木の実が落ち、落ち葉を踏みながら山道を行き、ウルシ、ブナ、モミジの葉が赤黄色となり全山が染まります。
                               ツリバナ
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花の素敵だった百名山は、ウスユキソウ、シオガマの早池峰山、コマクサの草津白根、秋田駒、ウスユキソウ、シオガマ、タカネナデシコ、シコタンソウなど多数の種類が群生し咲いていた北岳、ウルップソウの白馬岳、黒ユリの剱岳です。
           

   出会った動物
南アルプスの赤石岳、北岳、北アルプスの白馬ではライチョウがハエマツから現れ、赤石岳山頂付近ではすぐ傍でライチョウの雛が数羽よちよち歩きで啄み母鳥が見張っています。
また白馬ではリスのようなオゴジョが岩陰から飛び出し眼で追いかけましたが、すぐ消え逃げ足の速いこと。シカもときどき見かけ、霧島岳の山頂付近で車を止めると餌をねだりに窓に近寄り、家内は怖がっていましたが可愛です。赤城山の山中を夜車で走っていると目の光るキツネが道端を歩いて異様な感じです。常念岳に行く途中では猿の群れが道路に現れ、去るのをしばし待ちました。
毛のふさふさしたカモシカやタヌキ、リスにも出会いましたが、今のところ猪、熊には出会っていません。

                         ライチョウと南アルプス赤石岳
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山の景色
夜明けは黒々した山並がだんだん白々しくなり全容が現れ、東の空が赤くなると丸い真っ赤な太陽が山の間から顔を出し急に昇り明るく照らしてきます。北アルプスの常念岳の朝は穂高連峰に一段と尖った槍ヶ岳が眼前に聳えてパノラマ景色の展開です。夕方太陽が沈む直後の空は茜色の夕焼けに染まり続いて山小屋の灯が灯る頃に山は黒くなり、空には満天の星がきらめき夏はオリオン、カシオペヤなどが輝いております。
          
                            穂高連峰と槍ヶ岳
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山の友人・仲間                      
山では知らない人とも友達になります。今年7月に西会津町主催の飯豊(いいいで)山を登る会に加わるとおおよそ65人参加し、地元人が多かったのですが静岡、山梨等遠い人も数人居ました。登山する時は10人位の班に分かれ登り、尾根に出ると薄ピンクで小さめのヒメサユリ、紫のマツムシソウ、ハクサンコザクラが迎えてくれました。
 下山後、仲間の一人に誘われ西会津の彼の家に行き、この家は以前父母が住んでいましたが今は両親もお亡くなりになり無人で、彼が時々山梨から来ると家のどこか手入れをしているとのこと。家の風呂に入ってから近くの叔母の家に案内されました。テーブルには山菜のてんぷら、名物の馬刺し等の御馳走が並べられ、叔母さんから土地の話など聞きビールを飲みほしているうちに時を忘れ、間一発で東京行きの夜行バスに間に合いました。
 また、一昨年の白馬大雪渓の山小屋では、夕食後に蝋燭の明かりでラテン音楽の演奏、そのあと全員で山の歌を歌い大いに盛り上がりました。灯りが消えると冷たい静けさの中に満天の星が目にしみました。

 いつも登り始めには、この山を登りきれるのかと思いますが、花や動物の出会いや山友達などに励まされて何とか一山づつ登り、今週もまた台風が来なければ槍ヶ岳に行く予定です。
若い時には時間や金が無くなかなか遠い山には行けませんでしたが、今は汗をかきながら山に挑戦し、パソコン・デジカメそして畑仕事と忙しい日々に追われ顔、手足は日焼けして60歳からの第2の青春が漲ってくるようです。
百名山には谷あり、崖ありいばらの道、そして平坦な道、いろいろとりどりの花の群生などありましたが、人生の道にも、この先いばらの道または花の群生等まだまだ百以上の山を越えていくことになるでしょうがよろしくお願いいたします。
以上

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